完成!マンションリノベーション@清新町
7月にご紹介していました、『マンションリノベーション@清新町』。
完成写真が仕上がってまいりました。
詳しくは施工事例内でご紹介するとして、
この場では、プランニング段階から、どのように仕上がったか、
当時のイラストと完成後の写真を比べながらご紹介いたしましょう。
新築でも、検討を重ねるうちにプランも変わって行くのが常ですが、
マンションリノベーションは、お施主様のご意向に加え、マンションの構造や
規約により、変更を余儀なくされる場合があります。
そんなことも踏まえてご覧下さい。
まずは、家族皆が集う図書室。計画段階のイラストはこちら。
書棚で壁面をぐるりと囲むプラン。
家の中にこんな図書室があるなんて素敵ですよね。しかもマンションで。
さて、こちらのプラン、実際にはこうなりました。
『あれ?囲われていない』
そうなんです、1面はリネン庫、洗面脱衣室、経由で個室に行ける通り道にしました。
左手前のソファ裏がリビングとの出入り口ですから、グルグル回れる回遊型プランです。
図面で見るとこんな感じ。
奥様にこの回遊型プランを気に入っていただき、図書室の壁一面は通路となりました。
次に、この通り道となったリネン庫のイラスト。
もともと回遊型プランの前に書いた洗面脱衣所から見たイラストです。
中央のパイプの右手に図書室への入口を作ったので、リネン庫はこのようになりました。
そう、通りの両側にハンガーパイプを付け、収納できる量も減らすことなく、動線を確保しました。
さて、ダイニングキッチンのイラストはというとこんな感じ。
こちら、解体してみると、レンジフードを動かすことが難しくなったため、
シンクとレンジフードが反対になりました。
実はもう一つ大きな違いが。
わかりにくいかもしれませんが、リビングのドアが計画時よりも前に出ています。
もともとは、リビングをなるべく広く!というご要望を優先したのですが、
左手壁の奥になることもあって、思ったほど広く見える効果がありません。
しかも、洗面脱衣所に通じる扉もリビング内になるため、来客時には不便です。
さらに、こちらのマンション、廊下と水回りが配管の関係で一段高くなっています。
イラストをご覧いただくとわかりますよね。
この段差は、音の規制もあったので二重床にすることで解消できたのですが、
もともと高かったところは、二重床にできないため、コルクのクッションフロアに
なっています。
リビングの扉の前だけコルクのクッションフロアというのは、なんともカッコ悪い。
という理由から、入口を前に出しました。
こうすると、さきほどご説明した回遊型プランが生きてきます。
来客中でもリビング手前から洗面脱衣室に入って、リネン室を通り、図書室の
お気に入りの本を取りに行く、なんてことができます。
さてもう一つイラストをご紹介。
さてこちらの作業台。どこに使われていたかというと、
キッチンの前にある、こちらでした。
奥様は、小学校の時にみんなで作業台を囲んでつくった調理実習のやりやすさ、楽しさが忘れられず、
ピザをこねたり、パン生地を伸ばしたり、盛りつけをしたりする作業台が欲しかったご様子。
キッチンメーカーの既製品は、機能性は高いけれどもお値段もはります。
そこで、シンプルな作業台を造作いたしました。
最後はリビングの造り付け壁面収納。
どのように仕上がったかというと、
こちらは当初のイメージ通りに完成いたしました。
楽器の位置まで一緒です。
子供たち二人が座れるデスクと壁面の収納を造作いたしました。
詳しくは、施工事例にてご紹介します。
アップまでしばらくお待ちください。