木製囲い撤去、エクステリア新設工事@江戸川区
あけましておめでとうございます。
本年も引き続きご愛顧いただけますよう、何卒よろしくお願いいたします。
さて、早速ですが、ご近所にお住まいのお客様から、木製のエクステリアの補修をご依頼いただきました。
住宅に直接取り付けるタイプの木製の囲いです。
それほど損傷が激しく見えないかもしれませんが、実際にはグラグラと不安定でよく見ると、倒壊を防ぐべく、白いヒモでつなぎ留めてあるのが見えると思います。
昨年、大きな台風が重なりましたでしょう?
それで壊れてしまったようです。
というわけで、解体します。
手前側は歩道ですから、落下して歩いている方に怪我でもさせたら大変ですものね。
突き出ている3本の木もこれからとるのですが、元々は5本ありました。
家の中からボルトを外側に向けて、木をつないでいたんですね。
このようなつなぎ方をすると、雨が降って湿気を含んだところから木は腐ってしまうので注意が必要です。
このボルトと突き出した木は撤去して、もう少し低い塀を取り付けて目隠しをし、内部には自転車置き場を設置する方向で工事を進めております。
完成した際には、また当ブログでご紹介させていただきたいと思います。
さて、墨田区で進めている新築現場も解体が終わり基礎工事に入りましたのでご紹介しておきましょう。
必要な部分の土を掘り、防水シートを敷いたところです。
これより、墨出しを行うための捨てコンと呼ばれるコンクリートを打設します。
このように基礎をつくる前にコンクリートを薄く打設します。
この状態で、どこに何を設置するかを書き出す、墨出しという作業を行います。
良く見えませんよね?
寄ってみましょう。
縦に引かれた細い線がそれです。
その上に金具がありますね。
この線は基礎コンクリートの型枠を設置するラインです。
金具は設置するときに型枠を固定する役目を果たします。
先ほどのラインに沿って型枠が設置されています。
その内側に、コンクリート内部の骨組みとなる、鉄筋を配筋していきます。
はい、きれいに配筋されました。
先ほどは捨てコンの上に鉄筋を置いているだけでしたが、配筋が完了したこの段階では少し浮かしています。
寄ってみましょう。
赤丸部分、四角いブロックのような塊が鉄筋の下に噛ませてあるでしょ?
これは被り(かぶり)を出す役割を果たしています。
かぶりというのは、コンクリートをかぶせる厚みを確保するということです。
この場合、固まった捨てコンと鉄筋があまりに近いと、コンクリートの厚みがとても薄くなりますよね?
そうすると強度も弱くなりますし、鉄筋が外部に近い為、雨水などが染み込んでしまうと錆びる可能性が出てしまうのです。
そんなことにならないように、下駄をはかせて鉄筋自体を持ち上げて、コンクリートにどっぷり浸かるようにしてあげれば、鉄筋コンクリート自体の強度がしっかり保てるんですね。
さあ、いよいよ本格的に建築工事が始まります。