ベランダ改修工事@江戸川区
今週から急に寒くなりました。
それもそのはず、もう1週間もすれば24節気でいうところの大雪です。
屋内と外の寒暖差に慣れず、風邪をひきやすい季節です。
くれぐれもご自愛ください。
さて、1か月前に当ブログの”台風の爪痕”でご紹介した、屋根が飛ばされたベランダの改修工事。
工事が終了しましたのでご紹介しておきましょう。
しかし、先月台風に悩まされたかと思うと、今月はこの寒さ。
日本は季節が巡るから、時の流れを速く感じるのでしょうか。
こちらが、工事前の写真。
目線が気になりますし、せっかく屋根があっても強風を伴う雨だと吹き込みますから、正面も波板で覆っています。
曇りの日でも、雨の心配をせずに洗濯ものを干して外出できる、優れたベランダです。
何十年も大活躍だったベランダですが、今年の台風には耐えきれませんでした。
屋根が飛ばされ、骨組みがむき出しに。
これでは、天気の怪しい日には干せませんね。
何十年も大活躍していた足元では、デッキが勤続疲労を起こしていました。
いつかデッキが壊れて、怪我でもしたら大変!という事でこの機会に全面改修を行うことになりました。
波板の上に古いオレンジの細長い板が見えますね。
これが水切りです。
壁を伝って流れてくる雨水。
そのままにすればベランダの壁にも水が流れ出ます。
そうすると、しぶきが飛んで、長雨の時にはベランダ内部全体がびしょびしょになります。
そうならないように、この水切りで壁伝いの水を受け止め、その下の波板に流す仕事をします。
古びれてはいますが、確認したところまだまだ使える状態であることがわかりました。
これをやり直すとなると、建物の外壁にもダメージがありますので、使えるのであれば使った方がいいという判断です。
というわけで完成です。
屋根も壁もポリカーボネートでできた波板です。
燃えにくく、軽くて、強くて、陽ざしを通す優れものです。
機械のネジや防弾ガラスの素材にも使われているんだそうです。
床と柱は、雨に強く耐久性に優れたひのきを使いました。
現存する世界最古の木造建築群、法隆寺の仏教建造物にヒノキが使われていたのはあまりにも有名ですね。
それでは、もう一度並べてみましょう。
やる甲斐のある工事だったと思います。
全て当社の大工で工事を行いました。
引き続きの大活躍を祈念しております。