一戸建て大規模リフォーム@江戸川区 外装リフォーム編
先月20日に浴室の改修をご紹介した、一戸建てリフォームの続報、今回は外装のお手入れです。
まずは2階の雨どいから。
雨どいを留める金具が外れ、経年劣化も進んでいます。
足場を設置して、作業が可能なこの機会に交換します。
ゴミのたまった集水器。
水の流れが悪いため、ウエットな状態が続いています。
集水器も交換します。
刷新されました。
金具もしっかり取り付けられ、これで安心です。
続きまして、外壁の補修。
モルタルで仕上げられた外壁は、このようなひび割れ=クラックが発生します。
そのままにしておくと、内部に雨水が侵入し、家を傷めます。
この機会に補修します。
このように溝を埋めます。
このようなクラックが無数にありますが、一つ一つ丁寧に補修を行います。
さて、こちらは洗濯物を干す2階のバルコニー。
今回、このバルコニーを新しく造り直します。
古くなったこちらの波板でつくられた屋根も含めて交換します。
バルコニーを丸ごと撤去しました。
その数日後、雨。
室内に異常が発生!
バルコニーがあった場所の下、和室に雨漏りが発生しました。
原因を突き止め、雨漏りを止めにかかります。
まずは、屋根の板金のつなぎ目のコーキングをやり替えてみました。
その後、水をかけて雨漏りが止まっているか確認をしましたが、止まりません。
次に、左手に見える樋の奥、最も水が集まるところが怪しい!ということで、こちらのコーキングを行いました。
しかし、まだ止まらず。
ここで再度調査をすると、屋根と樋のつなぎ目が怪しいことがわかりました。
図解するとこんな感じ。
先ほどみた左手の樋にかかる屋根の鉄板は、樋に引っかけているだけで、その隙間に空間がありました。
さらに、バルコニー工事の際に交換するはずだった集水器を確認すると、
ゴミがたまっていて、水があふれたような形跡が見られます。
想像すると、バルコニーの屋根を撤去したために、雨が直接屋根から樋に落ち、詰まっている集水器に集まってあふれ、逆流した雨水が家の中に漏れたのではないか?
どうやら、確からしい仮説が立てられたので、対策を講じます。
樋と屋根の隙間をコーキングで埋めることにしました。
もちろん集水器も交換します。
これで、水かけ実験を行ったところ、雨漏りが止まりました。
これまでは、ほとんどなかったそうですが、一度だけ台風の時に雨漏りをしたことがあったそうです。
恐らく、激しい風雨で、屋根と樋の間から雨水が吹き込んだのでしょう。
今後は、バルコニーに屋根も付きますし、隙間も塞いだので、解決したと考えて問題ないでしょう。
一戸建て大規模リフォーム、まだまだ続きます。