和室→洋室への改修工事@江戸川区
毎度大変お世話になっている、お近くにお住まいのお客様より、和室を洋室に改修したい、というご相談をいただきました。
改修前の状態がこちら。
畳の上に絨毯を敷いて、座卓でTVを観るスタイル。
正座するか、胡坐をかくか、横になるか、いずれにせよ、ちょっと辛いですよね。
しかも、立ち上がるときに、膝に負担がかかります。
歳を重ねれば重ねるほどに、しんどくなります。
しんどくなると、立ち上がるのが億劫になり、動かなくなるという悪循環。
断ち切るために、この和室にソファーを置いておられましたが、やはりアンマッチ。
そこで、今回、和室を洋室に改修する工事をご依頼いただきました。
工事中の写真が撮れませんで、いきなり完成写真となりますのが、こちら。
ガラリと変わり、ソファーに身体を預けてゆっくりテレビを見ていただけると思います。
畳+絨毯からフローリングにしたので、お掃除もしやすくなります。
日本家屋の床の間らしく、左側に掛け軸、落とし掛け、中央の彫り飾られた床柱を隔てて右手には天袋と地袋があります。
少しもったいない気もしますが、なかなか現代の生活にはマッチしにくいので改修します。
なによりも今の生活がしやすいのようにしました。
構造上必要な中央の壁だけを残し、他はすべて撤去。
地袋があった右手に、床の間に置いてあったカップボードを置き、撤去した落とし掛けの奥に、ハンガーパイプを設置して、一時的に衣類などを掛けるスペースを設けました。
柱を見せる和室独特の真壁工法は、手間がかかる粋な工法ですが、洋室には向かないため、
リフォーム後は、柱を壁の内部に隠す、大壁工法に変更いたしました。
一方で、障子は洋室にあっても見た目にも魅力的ですし、光をやわらげたり、もちろん目隠しにもなるため残しています。
カーテンで仕切るよりも風情がありますよね。
和室から洋室への改修工事、完了いたしました、
気分一新、スッキリと毎日をお過ごしいただけるかと思います。
O様、ありがとうございました。