おひとりさまで暮らす家@代田橋
メリークリスマス!
今日の日が、皆様にとってハッピーな一日でありますよう、お祈り申し上げます。
さて、クリスマスのこの日にご紹介するのは『おひとりさまで暮らす家@代田橋』。
観月ありささん主演のドラマや、上野千鶴子先生の本などでよく耳にするようになった
『おひとりさま』という言葉。
英語で言うと、alone(アローン)=ネガティブな気持ちを感じない自由気ままな『おひとりさま』。
それに対し、lonely(ロンリー)は、さびしい『ひとりぼっち』な感じなのだそうです。
そういえば、先日、日テレで『ホームアローン』が再放送されていたのを思い出し、
なるほどそういう意味なんだ、と感心してしまいました。
話がそれました。
早速ご紹介しましょう。
敷地面積61㎡、1階29㎡にロフトを加えて、有効面積約40㎡の注文住宅です。
まず印象に残るのは、玄関を覆うひさし。
かなり大きめのひさしを用意し、玄関前で雨に濡れることのないようにしています。
スルスル~っと引き戸を開けると玄関ですが、いきなり左手にキッチン、右側の扉を開けえると、
洗面脱衣室、とトイレ、そして浴室へとつながります。
レイアウトとしてはワンルームマンションに近いかもしれません。
通常の複数の家族が暮らす家を建てる場合、玄関とキッチンが隣り合うということは
あまりありませんが、おひとりさまにはこちらのほうが便利。
外から帰ってきた時は、たいてい買い物帰りですので、すぐに棚にしまえます。
という方も多いでしょう。
こちらが玄関から右の扉を開いた写真。右下に見えるのが・・・
トイレですね。洗面ボウル側から撮った写真です。
仕切りを多くするよりも、できるだけ開放したほうが気持ちいいですよね。
右奥の上にチラリと見える鉄のポールは・・・
下部が入りませんでしたが、土間収納になっています。
靴とあわせて、アウターもここで脱着し、玄関で完結させる作戦ですね。
少し左側を見ると・・・
はい、外に出なくても済む、郵便受け。
身支度を整える必要もなく、朝刊を取りに行ける幸せ。
そんなだいそれたことでもありませんが、毎日のこと。とっても便利です。
バネによって留められているので、風でパタパタ開閉するようなことも当然ありません。
それでは、なかに入りましょう。
上部にロフトがちらりと見えます。
その下の梁は、化粧梁ではなく、構造上必要な梁です。
そのままあらわしとしました。
29㎡という限られた広さです。
階段の下もとても大切なスペースです。
高さが十分に取れる階段下を収納に使うのは当然として、
低い部分も見せる収納スペースとして有効活用します。
1階のスペースはリビングダイニングです。
そして寝室へは階段で。
通常ロフトというと、ハシゴなどで上がることを想像してしまいそうですが、
2階建てなら余裕で建ちますので、安心できる固定階段で上がることが可能です。
天窓から陽が差し込んで気持ちよさそうですね。
日々の生活は下で、上はおやすみスペースです。
あさ、天窓からの光で目覚めるところを思い浮かべると、山小屋のロフトで暮らすハイジを
思い出しました。
『おひとりさまで暮らす家』は、機能的で使いやすい家です。
限られたスペースの方が、掃除も楽、動線も楽、暑さ寒さも場所が限定的ですから、局所の冷暖房で
対処することができるので光熱費の負担も軽くすみます。
このように考えると、狭小住宅のメリットと重なるところが多いですね。