お近くにお住まいのお客さまより、ブロック塀が壊れてしまった、とご連絡をいただきました。
現場の模様はこちら。
お隣様との境界にあるブロック塀。
前面、2列分が下から倒壊しています。
この通り。
それにしても、前面の2列だけ、こんなにきれいに壊れるなんて。
正面から確認すると、
倒れていないブロック、表面が平滑です。
本来であれば、溝が掘られ、倒れたブロックと鉄筋とコンクリートでつながっているはずですが、その形跡がありません。
もう一度、前の写真をご覧いただくと、
奥の下部は、基礎コンクリートで造ってあるのに対し、手前はブロックの継ぎ目が見えます。
どうやら手前の2列はあとから追加した様子。
ということで、修繕は基礎の立ち上がりをコンクリートで仕上げ、ブロック部分は鉄筋で芯をつなぎ、強固なものにします。
穴をあけ、配筋を行い、型枠を設置。
既存のブロック塀には、溝を掘り、穴をあけて鉄筋を埋め込み、コンクリートの打設を行えるようにします。
まずは基礎コンクリートを打設し、
その上に積み上げたブロックを固めていきます。
ということで完成。
下部がコンクリートで仕上がっているのがおわかりいただけると思います。
奥のブロック塀と完全に一体化したので、安心して暮らしていただけると思います。
もろいブロック塀は、地震の際に倒壊する可能性があり、危険です。
これまでも痛ましい事故が何度も起きていますので、ご自宅のブロック塀が「危険かも!?」と思ったら、ぜひ対策を講じてください。
危険だからと言って、誰かが指摘してくれるわけではありませんので。