新聞、テレビやネットニュースですでに報じられているので、ご存知の方も多いと思いますが、令和4年度の税制大綱が固まり、住宅ローン減税の変更内容も決まりました。
ポイントは2点。
年末ローン残高に対する、減税割合が1%から0.7%に下がったことが1つ。
もう一つは期間が10年から13年に伸びたこと。
最大減税額で比較すると、これまで400万円だった減税額が、364万円に減ります。(省エネ基準適合住宅の場合)
一方で、一般的な年収600万円の家庭だと、負担している納税額からそこまで減税されず、従来の制度だと、297万円の減税額にとどまり、新たな制度だと、307万円減税されることになります。
産経新聞のサイトで記事が紹介されていました。
高所得者は、税を多く支払っているので、1年目から満額税額が戻りますが、そうでないと減税枠をフルに活用できません。
それなら、減税期間を延ばす方が、中間層に手厚い打ち手となるだろう、という判断のようです。
今回の改正では、住宅の種類や入居する年によって、利用できる範囲が大きく異なります。
もう少し詳しい情報が出てきましたら、またこの場でご紹介していきたいと思います。
さて、工事が進んでおります、二世帯住宅へのリノベーション@江戸川区。
工事が進んでおります。
まずは外壁の工事から。
駐輪場を造作する等、外構の工事をほぼ終え、外壁の補修にとりかかります。
こちらのルーバー窓、これだけ引いていてもコーキングがやせて、隙間が空いているのが見えます。
外壁と立ち上がりのコンクリートの溝を埋めるコーキングも劣化しているので、撤去します。
工程としては、事前に外壁全体を高圧洗浄で汚れを落とし、古いコーキングを撤去。
その後、プライマーと呼ばれる、下塗り材を塗布します。
プライマーとは、埋める溝にコーキングがよく馴染み、結合しやすくする建材の事です。
外壁塗装の際にも下地材として活躍します。
別のルーバー窓ですが、新たなコーキングの打ち換えが終了しました。
赤い矢印で示してあるのは、外壁に亀裂が入った跡です。
この外壁は、軽量気泡コンクリート=ALCと呼ばれる建材です。
地震の揺れなどによる亀裂でしょうか?
ひび割れを補修するには、電動サンダーなどで間口を広げ、コーキング処理を行います。
室内の工事も進んでいます。
以前、同じような解体写真をご紹介しましたが、あれは1階で今回は2階の写真です。
1階は無事終了し、それまで2階で生活をしていただいたお父様には、1階に移動していただきました。
生活しながらの工事は不自由なことも多いですが、仮住まいや引っ越し代がかからないというメリットもあります。
スケルトンのみを残しインフィルはすべて撤去します。
こちらは3階。
中央の階段は屋上の塔屋へ続きます。
こちらもこれからクロスや壁をすべて撤去にかかります。
工事はまだまだこれからが本番。
寒さに負けず、安全第一で参りましょう。