先月末にご紹介した、『中古マンションリノベーション@南葛西~解体中』。
解体工事が終了し、いよいよリノベーション工事がスタートしました。
まだまだ始まったばかりですが、その模様をご紹介しておきましょう。
まずは前回もご紹介した、プレゼンシートから。
間仕切りを少なくして開放的なスペースに仕上げていきます。
まずは完全なスケルトン状態から、二重床にして配線・配管を納めました。
ここまでが前回までのご紹介。
さて、これより内装工事にかかります。
まずは、内装を設置していくための骨組みを創るために下地材を組み上げていきます。
下地材は釘でもネジでもしっかりと取り付けできる木材が何より扱いやすいですね。
天井を仕上げるための骨組みがこちら。きれいに組みあがりました。
さて次は壁面。っとその前に、
足元の安定が悪いR2D2が、ランドセルを背負ったようなこの機械。
レーザーレベルといいます。
レーザー光線を出して、床に対して壁面が垂直になっているかをチェックします。
『え~?鉄筋コンクリート造のマンションの壁面が傾くなんてことあるの?』
なんて思いそうですよね。
それが結構な割合で傾いていることがあるのです。
このように壁面にレーザーを照射し、床に対して垂直になっているかを調べ、
必要に応じて調整を行います。
どのように調整するかというと、
このように壁の下地材(木材)の上に、黒い金具のような器具をつけていきます。
基礎パッキンのスペーサー(調整板)といいます。
昔、中華料理屋さんなどに行くと、4本の足のうち、1本だけ長かったり短かったりして、
ガタガタと揺れるテーブルに遭遇したことありませんか?
折りたたみマッチを挟んでガタつきを止めたりして。
要はあれを壁でやるようなものです。
このスペーサーを使って壁面が垂直に来るように調整します。
アップで見るとこんな感じ。
実際にどのように調整するかはこの説明ではなかなか伝わらないかもしれませんが、
下地材を組んで石膏ボードの壁面をそのまま取り付けたりすると、ガタガタになってしまうので、
床と壁の垂直の精度を上げて違和感のない空間を作り出すために、手間をかけて作業を行っていく、
ということが伝われば良いかな、と思います。
さて、内装の骨組みと合わせて、床暖房の設置も行いました。
ガス温水式床暖房です。
床暖房はガス温水式か電気式(ヒーター式)がありますが、マンションの場合、全体のアンペア量が決まっていて、
個別のお宅で契約できるアンペア量に上限があります。
そのような制約を受けないガス温水式を選択していただきました。
写真のような細い管ですが、お湯が流れると心地よく温めてくれます。
さあ、これから作業がどんどん進みます。
7月末までには完成するかな~?
順次ご紹介してまいります。