本日は、現在仕掛り中のリノベーション工事を行っている現場の模様をお伝え致します。
もう30年以上経過した、鉄骨の柱でALCというコンクリートの壁を支えている住宅です。
お客様のご要望を整理しますと、
①冬寒いのを何とかして欲しい!
②2階のキッチンを1階に移して欲しい。
③お風呂を広くしたい
④洗面化粧台を使い勝手いいものに替えたい
⑤全体的に綺麗に仕上げて欲しい、
ざっと、こんなご要望でした。
レイアウトが大きく替わるのは、1階部分ですので1階の現状と、リフォーム後の
間取り図をご紹介しておきましょう。
古いお宅ですから、間取り図は残っていませんので、手書きで再現しました。
レイアウトの変更は、もともと和室があったところをキッチンにする計画です。
また、洗面脱衣所>浴室だったものを、洗面脱衣室<浴室に逆転させることで
浴室を広くする作戦です。
さあ、行きましょう、まずは、①冬寒いのを何とかして欲しい!
はいこちら、1階階段横の仕上げ材を外したところです。
この壁がコンクリートパネル=ALCです。
ということは?・・・そう、断熱材が入っていないのです。
昔は多かったのです。
コンクリート打ちっぱなしの家=断熱材なしで結露ジャージャー、なんて家が。
ほぼそれと同じですね。
これは寒いはず、というわけで断熱材を施工します。
断熱材がないところがあると、そこから冷気がどんどん入ってきてしまいますので、
全て覆います。
スタイロフォームとは、ダウ化工社が作る断熱材で、軽くて丈夫で加工がしやすく、
水に強く、断熱性能が高いという特徴があります。
ダウ化工社とは、世界最大の化学メーカー、アメリカ合衆国 ダウ・ケミカル社と
日本の旭化成工業が出資してつくった会社です。
これがスッとわかっちゃう方は、家づくりの上級者です。
正面やや左上に、上下に板が貼っています。
この板は、何かを固定する際に使う下地です。
左の2列は、吊戸棚を固定し、右の上下幅の広い下地でレンジフードを固定します。
そう、キッチンを正面から見たところですね。
やや右上から飛び出ているのが、換気扇のダクトです。
そんなコード類をいっしょくたにまとめました。
新たに追加するときにも追加しやすいように、さや管ヘッダー式にして、壁を破らずとも、
点検や配線の追加や削除を行えるようにしています。
温かいお湯が浴槽の中で冷めないように、断熱材でおおっています。
もちろんユニットバスですので、このようにむき出しになっているわけではありません。
下部はまだお見せできる状態ではなかったので、上部のみ。
断熱材も入ったので、これまでのような寒さから、解放されることでしょう。
今日のところはここまで。
続きは、改めてご紹介させていただきます。
ここにきてリフォームのご依頼を多くいただいております。
こちらは賃貸住宅の1室をリフォームしている様子です。
かなり汚れていたため、骨組だけ残して室内を刷新します。
こちらも工事が進み次第、この場でご紹介できれば、と思っております。