ご近所でお仕事を営まれている事務所のお手洗いを改修しました。
少子高齢化に伴い、働き手が足りない!と言われる中、女性にも大活躍してもらえる環境を整えないといけません。
まず思い当たるのはトイレですよね。
こちら既存のトイレ。
正面の応接室の手前にありました。
中に入ると、共用の洗面台に、扉が2つ。
小さいですが、左手の扉には女性、右手に男性のステッカーが貼ってあります。
こういうことですね。
ということは、女性のステッカーが貼ってあるトイレを男性が使うこともあるでしょう。
これだと、トイレに行かないように飲み物を控えたり、気になって仕事に集中できなかったりといったことがあるかもしれません。
というわけで、セパレートします。
まずは便器を解体して、既存の壁を撤去します。
右側の壁は撤去できないので、左手、応接室側の壁を壊し、トイレを広くします。
右手の小さい窓が2つ並んでいたところに、既存のトイレがあったので、かなり広くなることがお解りいただけるでしょう。
木の柱が立っている部分が壁となります。
小さい窓2つを分ける柱が取り付けられました。
この壁が男性用と女性用を分ける壁になります。
壁の内側には断熱材を取り付けます。
こちらは女性用と応接室を区分する壁。
この壁にも断熱材をしっかりと据えます。
トイレで使うこの断熱材は、熱を断つことが目的ではなく、遮音性を高めるために施工します。
というわけで完成しました、男性用。
1つだけとなりましたが、入ってしまえば、他の方が入ってくることもないでしょう。
かえって気を遣わずにリラックスできそうです。
身だしなみを整えるための鏡は、この後取り付けます。
こちらは女性用。
手前に洗面化粧台、奥に個室が2つ。
大きな鏡も備えています。
2つに分かれているように見えるのは、写っている壁がそのように見えるだけで、大きな鏡1枚です。
こちらは2つ並んだ奥のトイレです。
女性に活躍していただくためのトイレ問題が解決いたしました。
女性にとってのトイレは用を足すだけではなく、お化粧直しや身支度を整える大切な場所。
これだけしっかりしたお手洗いがあれば、落ち着いて準備を整え、戦闘モードに入っていただけることでしょう。