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Date:2022年4月27日 | Category:

当社の近くのご自宅で、小さなお子様の保育をされているお客さまより、リフォームしたい!とお声掛けいただきました。

4月はこれまでのお子様たちが幼稚園などに入園するタイミング。

5月になると新しく子供たちを迎えるので、それまでのこの時期がチャンスなのです。

リフォーム前はこんな感じ。

ビフォー

畳の上にクッションマットを敷いています。

改善ポイントは4つ。

1.冬寒いので、安全で快適な床暖房を新設したい。

2.わざわざ住宅側のトイレに往復しなければならないので、お部屋の中にトイレを設けたい。

3.不要な収納スペースは撤去して、できるだけ広くとりたい。

4.ふきんなど、ちょっとした汚れものを、さっと洗える流しを確保したい。

というわけで、解体から入ります。

解体中

畳を外し、クロスを剝がします。

左手の収納は撤去して、スペースを確保します。

撤去完了

今回の建物は、鉄骨住宅です。

木造の躯体とは様子が違いますね。

畳を撤去すると、畳分の厚み6㎝ほど下がります。

そのスペースを活用して、床暖房を設置します。

床底上げ

ところが、床暖房に必要な厚みは1㎝ほど。

その上を仕上げ材で覆いますが、そのフローリング材もほぼ1㎝。

残りの4㎝分の厚みは、構造用合板で底上げします。

元の高さに戻して、段差を無くします。

床暖房設置

全面に床暖房のマットが敷き詰められました。

やはり足元から暖かいのが一番です。

フローリング設置

その上に仕上げ材を設置します。

これで、床暖房の設置と収納を撤去して広さを確保するという2つの目的が果たせました。

残る2つは、トイレと流しの設置。

もと和室のどこに設置するかというと、

押し入れ・カウンタービフォー

トイレは左手の押し入れ内部、流しは右手、エアコン下のカウンターに新設します。

シンク増設

内装を造りなおした状況から、下部に配管を設置して、水道を通します。

トイレ新設

押し入れ内部は、中央やや左手に仕切りを設置して、トイレと収納スペースを分け合います。

完成

ご覧のように、完成いたしました。

トイレと収納は3枚引き戸で仕切り、

右オープン

右手の2枚を引くと、トイレが出現します。

上部の収納は、トイレ側からもアクセス可能。

左オープン

左側2枚を引くと、収納スペースです。

ご覧のように、下部はトイレスペースを広く確保し、上部は収納スペースを広くとりました。

全体

きれいに収まりました。

トイレ、流しを新設し、床暖房が内蔵されています。

反対側

収納スペースを撤去して、保育スペースが広くなりました。

これで、住宅のプライベートスペースを往復することなく、安心して保育に専念することができるのではないかなと思います。

E様、お声掛けいただき、ありがとうございました。

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