お近くにお住まいのお客様からご相談をいただきました。
『2階の洋室の屋根裏にあるロフトを寝室にしたい。今ある梯子は収納式で、上がりにくいし不安定なので、固定階段にしてほしい。ロフトは夏暑いので、エアコンを設置したいが下の部屋もそのエアコンの風が届くよう、室内窓を開けてほしい』
というわけで、
折りたたみ式梯子を固定階段にして、ロフトの壁を一部撤去し、大きな開口をつくりエアコンを設置できるようにします。
図面で見るとこんな感じ。
ただ単に固定階段にするのでは階段下がもったいないので、収納階段にします。
すこしレトロですが、機能としてはこんなイメージです。
これならスペースを無駄にせず、見た目も楽しいですよね。
別名、スライドタラップといいます。
収納するとき、折りたたまれる部分に指を挟むとすごく痛いやつです。
小屋裏収納は、通常140㎝までなら床面積に算入されないので、当社で家を建てる時にも有効に活用する便利な空間です。
今回のロフトは高さ90mほど。
現在は収納としてお使いになられています。
このスペースを収納以外でうまく使おうと思うと、やはり寝室にするのがよさそうですね。
140㎝あれば、座卓で書斎を、というご提案がありますが、90㎝だと難しいですね。
梯子の撤去が完了いたしました。
室内に開ける窓がちょうどこの画像を撮影している上あたりになります。
もう一度図面で確認すると、
ひとつ前の写真を思い出しながら見ていただくと、一番右に扉、その隣クローゼット、一番左が新設する収納階段。
そしてその上に大きな窓が開きます。
立面図なので遠近を無視していますが、実際にはロフト自体が天井の上にあって、ずっと手前側に窓が来ます。
冒頭でお知らせしたとおり、エアコンの空気の流れを確保するために開ける窓ですので、十分です。
ロフト側から見た開口部。
その先の傾斜をみると、かなり低くなっていて、収納としても使えないので壁としていたのでしょう。
室内扉の前あたりから撮った画像です。
かなり窓に近いところにありますね。
時節柄、おうち時間が長くなりました。
まだまだ先が見えないので、おうち時間を快適にするリフォームのご要望があればご相談ください。
どうせやるなら、早くやって、快適なおうち時間を長く楽しんだ方が絶対にいいと思います。
工事は続きます。