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Date:2019年8月26日 | Category:

墨田区にお住いのT様から、浴室交換工事のご依頼をいただきました。

既存の浴室は、在来工法でつくられたものです。

ビフォー

昔懐かしいタイプです。

在来工法でつくられた浴室に多いトラブルは何といっても漏水。

防水がしっかりしていないと、家の内部にも水が浸入し、家を傷めます。

床に亀裂

床のタイルの黒ずみ。

ひびが入っています。

寄ってみましょう。

寄り

床下を湿らせるに十分なヒビが確認できます。

 

蟻道

さらに、浴室扉の枠には腐食の跡と、シロアリが通ったとみられる穴を確認。

反対側

反対側にも確認できました。

下から10㎝位上に3つの穴が見えますね?

枠内部を食べ進んだシロアリが顔を出したようです。

というわけで解体して防蟻処理を行い、新しい浴室に交換するわけですが、交換するなら防水能力の高いユニットバスを選びたいところ。

しかしそう簡単にはいかない理由がございます。

階段下

既存浴室の上半分の画像です。

2階に上がる階段下スペースを利用した浴室なのです。

この形状で、そのまま設置できるユニットバスは残念ながらありません。

そこで今回は下半分だけのハーフユニットバスを採用します。

さて、現場は解体へ。

解体前後比較1

予想通り、下部がだいぶ食われています。

解体前後比較2

こちらはもっとわかりやすいですね。

木の柔らかい部分を食べ進んだ模様がはっきりしています。

解体完了

上半分は、古さは感じられるものの、まだまだ十分行けそうです。

土台設置

下部も部分的にシロアリに食われてしまいましたが、多くの構造材は無事。

被害の見られた土台に、薬剤処理を施した水に強いヒノキを使います。

配筋完了

さらに、下が土だとどうしても湿気が残りがちですので、浴室の床下はコンクリートで蓋をします。

この後、コンクリート打設工事を行い、下部のみのハーフユニットバスを設置して浴槽を搬入します。

これで、水が床から漏れる心配はまずなくなります。

 

工事は進みます。

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