今から11年前に、建てさせていただいたお客様からメールをいただきました。
『そろそろ不具合が出てきて・・・』
というわけで、久しぶりにお邪魔してまいりました。
意匠性の高いルーバーでしょ?
こちらのお住まいは、建築設計事務所の先生が設計され、当社が施工しました。
建築事務所の先生が設計すると、デザインのこだわりが強くなるケースが多いです。
ルーバーの上にアールの屋根があるのですが、一部雨に濡れるので、もう少し大きい方がいいなあ、
というご要望がありました。
こちらは、玄関ですが、これも手づくりの玄関ドアなんです。
木と木の間にガラスを挟んで、錠前も内部に仕込んでいます。
このあたりも全部手づくりです。
せっかくの手作り玄関扉なんですが、鍵に不具合が出ているようで、
ロックに不安があります。
これはもう、鍵自体が今のカギと比べると進化してしまっているので、
扉ごと交換する方向になりそうです。
建築当時の2007年といえば、日本で初めてiphoneが販売される前の年。
この11年、いろいろなものが進化しました。
鍵も、かざすだけのタイプが主流になっています。
ドアを交換する場合は既存のドア枠の上に新しいドア枠をかぶせて、
そのドア枠に合うドアを設置します。
カバー工法といいます。
どんなタイプがよさそうか、念入りに写真を撮っておきましょう。
取っ手が付いてるのがポストです。
玄関ドアを開けず、居ながらにして郵便物を受け取れるタイプです。
これも手づくり。
外から見るとこんな感じ。
ステンレスのポストです。
スタイリッシュでよいんですが、ちょっと小さかった。
建築当時は、ハガキ、封筒、新聞を入れるスペースがあれば十分と考えていましたが、
最近、角2封筒サイズの郵便物も増えているようです。
どうしても入らないものが結構あります。
シールを貼ってかごを置いて、かごに入れてもらうようにしていましたが、
せっかくなので、ポストも大きくしましょうか?と検討中です。
という分けで、ひとつづつ。
築11年目のお手入れ工事が始まります。