先月、猛暑の中、地元江戸川区で新築工事が始まりました。
まずは古家の解体から。
解体を終え、基礎工事を行うための根伐りを行い、砕石を敷き、転圧をかけ、防湿シートで覆いました。
床下の基礎に湿気が上がらないように配慮します。
建物の周囲に杭を打ち込み、板をはり、建物の基準となる高さや壁・柱のしんとなる位置を示します。
この後、捨てコンクリートといわれる地面に配筋の位置を書き記す工程を経て、
基礎の配筋工事を行い、型枠を設置しました。
この後、基礎の立ち上がりの配筋を挟むように、内側に型枠を設置し、コンクリートを打設。
完了した模様がこちら。
立ち上がり部分から、金物が突き出ているのがわかります。短い金物がアンカーボルト、角にある長い金物がホールダウン金物といいます。
アンカーボルトは、この後立ち上がりに載る土台と基礎をがっちりつなぐもの。
ホールダウン金物は、柱と基礎をこのようにつなぎます。
このホールダウン金物は、阪神淡路大震災のときに、大きな縦揺れで、基礎から柱が抜け落ち、多くの住宅が倒壊した教訓から、2000年に改正された耐震基準から使われるようになりました。
耐震基準は、大きな地震が発生するたびに、その教訓から見直しがされています。
さて、その基礎の上に載る土台や床材が搬入されました。
ポリタンクには、シロアリの侵入を防ぐ防蟻材が入っています。
このように土台と、右に積んである床材に、1つ1つ噴霧していきます。
防蟻材の処理は、この土台と床材に処理したあと、いったん撤収し、
上棟後、もう一度、柱の下部、1mほどまで行います。
ようやく秋らしく涼しくなったので、熱中症の危険も少なくなり、作業がしやすくなりました。
粛々と工事を進めてまいります。