以前に当社で建てさせていただいたお住まいの外装メンテナンスを行いました。
ガルバリウム鋼板とジョリパッドと呼ばれる意匠性の高い塗材で仕上げています。
ガルバリウム鋼板は、まだメンテナンスを必要とするほどの状態ではありません。
しかし、ジョリパッドの方はお色味が新築時と比べると相当変化しています。
新築当時のお色味はというと、こんな感じ。
ビフォーの写真ではピンク色に見えますが、こんなにビビットなオレンジ色だったのです。
美観の問題に加え、撥水性も落ちていることから、塗装をし直し、新築時の風合いを取り戻します。
鮮やかなオレンジ色の外壁に蘇りました。
色褪せた外壁をそのままにしておくと、住宅の劣化を早めるのが一番の問題ですが、手を入れるべきところに手を入れていると、その街並みにも元気を与え、活き活きとしているように見えます。
次はバルコニー。
バルコニーの防水層は、FRP防水と呼ばれるボートなどにも使われる方法で施工されています。
その防水層自体に問題はありませんが、その上の仕上げ材、トップコートと呼ばれる塗装が劣化しています。
こちらも、美観の回復とFRPの防水層を守るために塗り替えます。
まずは汚れを落とす作業から。
配管でつながっているので可動域は少ないのですが、室外機も持ち上げてその下をきれいにします。
よく見ると、室外機の下に鉄の足が2本あって、室外機を支えているのが見えると思います。
下地処理が終わり、塗装を行います。
きれいに仕上がりました。
気持ちがいいですね。
塗装は何よりも下地処理が大事です。
続きまして、雨樋に問題が。
こちらガルバリウムの雨樋ですが、経年による劣化で途中で切れてしまっています。
さらに下部のポリカーボネートとの結合部分も外れています。
こちらは雨樋を交換します。
真っ新な雨樋に交換しました。
古くなった住宅のメンテンナンスが必要な部分に手を入れて、大切に長く暮らす。
昨今、持続可能な社会を目指す取り組みが急激に注目される中、求められる姿だと思います。
S様、ありがとうございました。