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Date:2018年10月19日 | Category:

ここ1週間ほど、しつこいくらいに『法律に定められた通り来年10月に消費税を増税します!』というアナウンスがされていました。
過去2回先延ばしたので、オオカミ少年のように『また上げないんじゃないの?』とおもわれ、あまりにも準備が進んでおらず、このままじゃまずい!と思ったんでしょうね。
ということで、そのつもりで行動しましょう。

さて、以前からご紹介している、1階をアパートで貸していた賃貸併用住宅を普通の一戸建てにリノベーションする工事。
本日は屋根まわり工事のご紹介です。
まずは従前の様子から。

ビフォー

ビフォー

かなり傷みが激しいですね。
中古で購入されているので、元の所有者の方も特にメンテナンスはされていなかったご様子です。
ご自分で新築されていると新築してからの経過年数も把握しているので『そろそろメンテを』と思いそうですが、中古ですとそういう実感がわきにくく、ついついそのままになってしまいます。
このカラーベストという屋根材は、10年程度ごとに塗装することで長持ちするのですが、この状態では塗料が完全にはげ、材自体の繊維質までむき出しになってしまっているので、塗装では復元できません。
幸い、雨漏りはしていないことから、この上から新しい屋根材で覆うことにしました。
カバー工法とといいますが、一般的な屋根の補修で採用される工法です。
古いカラーベストにはアスベストが含まれていて、解体する際に飛散する恐れがあり、費用も期間も手間も大いにかかるのでるので、そのまま覆うカバー工法が便利なのです。

防水シート

防水シート

まずは下から防水シートで覆っていきます。
防水シートは田島ルーフィングのもの。

大正8年に三河島でアスファルトルーフィングの国産化に成功した日本のモノづくり企業です。

屋根材設置

屋根材設置

屋根材も防水シートと同じように、下から上へ重ねていきます。
上から下に重ねると、その間から雨が入り込みますからね。
屋根材はガルバリウム鋼板です。

軽くて強いので、カバー工法に最適です。

棟

屋根の最も高いところを棟(むね)といいます。

錆びた棟カバーを外すと、日焼けあとのようです。

反対側も

反対側も

片面の屋根が葺き終わり反対側の面を防水シートで覆いました。

完成

完成

ガルバリウム鋼板の屋根材を葺いて完成です。
四六時中外気にさらされている屋根や壁は、放っておくと雨漏りの心配があります。
家の天敵は水です。
ひとたび、住宅内部に水が入り込むとなかなか乾かずに、ウエットな状態が続き、家を腐らせます。
その状態が進むと、大掛かりな修繕か、あるいは建替えということになってしまいます。

今回は、外部の傷みだけでよかったです。

『そういえば、なんもやっていない』

という方は、ぜひ定期的な点検とメンテナンスをおすすめいたします。

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