気象庁のHPによると、関東地方の梅雨入りは、平年6/7頃。
5月は雨が多かったこともあってか、外壁や屋根に関するご相談が増えています。
例えばこちら。
「近くの現場で工事をしていたんですが、どうも屋根の瓦の様子がおかしいようです。見てあげましょう」
といわれ、お願いしたもののどうも様子がおかしい。
不安に駆られ、当社にご連絡をいただき、職人さんと一緒に屋根に上がり様子を確認しました。
こちらが問題の瓦。
棟の上に載っている瓦を冠瓦、立派に立っているのが鬼瓦です。
本来、密着しているはずの瓦が離れています。
寄ってみましょう。
密着していた部分は黒く、外気にさらされた部分は他と同じように日に焼けて白くなっています。
職人さん曰く、「黒い部分が新しく、不自然に離れている感じ。」
以前にもご紹介しましたが、国民生活センターには、屋根の無料点検を装って、このまま放置すると雨漏りしますよ!と言って高額な工事の契約を迫るという相談が寄せられています。
おそらく、今回のケースも屋根に上がられた際に、故意にやられてしまった可能性が高いのではないか?と思われます。
細かく見ると、接着剤の役割を果たす漆喰の劣化が見られ、メンテナンスをしたほうが良いとご提案いたしました。
お施主様からも、冒頭の写真に見えていたソーラーパネルの撤去をご依頼いただきました。
屋根・外壁工事は、受注することを目的とした飛び込み営業が多いことが知られています。
一度、受け入れてしまうと断るのが難しくなります。
「屋根が壊れていて危険ですよ」と声を掛けられたら、
「ご親切に。お願いしているところがあるから、大丈夫です。」と断りましょう。
ちなみに、訪問販売に関する法律で、一度断られたら、再び勧誘してはいけないことになっています。
トラブルにならない程度に、堂々と断りましょう。
こちらは、別の現場の外装工事の模様です。
足場を組んで、屋根の工事から始まりました。
休むことなく外気にさらされる屋根は、こんなに汚れてしまいます。
問題は防水が効かなくなっていること。
防水が効かない状態で、1か月以上続く梅雨を迎えると、ずっと濡れた状態が続き、雨漏り等の重大事故を招きやすくなります。
防水効果を蘇らせる塗装をする前に、
高圧洗浄で汚れを落とします。
すっかりきれいになりました。
このあと、塗装を行います。
この時期から、9-10月の台風シーズンまで、外壁屋根工事のご依頼が増えてまいります。
特に、台風による被害が出ると、屋根職人さんの手が回らず、お待たせすることになってしまいます。
もし、外壁屋根のメンテナンスをしておらず、ちょっと心配、と思われているようであれば、事前のメンテナンスを検討されることをお勧めいたします。
外壁屋根は10-15年程度に1度は、点検及びメンテナンスを行っておいた方が家は確実に長持ちしますので。
ニュースでお伝えしております通り、6/4に当社事務所にて、外壁屋根相談会を実施いたします。
ご興味のある方は、ぜひ参加ください。詳しくはこちら。