先月末にご紹介した二世帯住宅の続きです。
今回は2階をご紹介してまいりましょう。
まずは、思い出していただくために、外観写真から。
前回は、向かって左から入る、親世帯のお住まいをご紹介いたしました。
今回はご紹介するのは、1階右端に見える玄関が入り口の子世帯のお住まいです。
まずは平面図をご覧いただきましょう。
中央やや右のお手洗いの右隣にあるのが、一階からの階段です。
そのままトイレ前を通ってリビングや個室に入ることもできますし、
洗面所経由で、キッチンやお風呂に入ることも可能。
そのままロフトに上がることもできます。
中央の収納を中心にグルグル回れる回遊型プランです。
図面上でわかるもう一つの特長は、トイレに隣接した個室の壁側が、
吹抜けになっていて、その上にトップライトがあり、とっても明るいこと。
順に見てきましょう。
5段ほど下りて、玄関を見たところです。
スッキリ抜けていて気持ちいいスペースです。
2階から回り込んでみれば、『おかえり!』『ただいま!』と、顔をみて挨拶ができます。
左手、つきあたりの左が1階から上がる階段、壁右手に少し見えているのがロフトへの階段です。
中央の収納の周りをグルグル回遊できます。
お客様と顔を合わせずに、ロフトに行ったり、お風呂に入りたいときの、目隠し壁の役割も果たします。
リビングに入りました。
勾配天井の登り梁が印象的ですね。
この勾配天井には大切な意味があって、ロフトとリビングをつないでいます。
バルコニー側から見るとこんな感じ。
ロフトの室内窓があるんです。
子供たちがヒミツ基地的ロフトで遊んでいる様子が、同じ部屋にいるように感じられるんですね、
カウンター左の造りつけ収納裏は冷蔵庫置場。
ココは固定で、壁が抜けませんからあらかじめ収納にしています。
奥の細い部分は90㎝幅しか取れませんので、専ら選択物干しに。
手前側は、その倍の180㎝あるので、ちょっとしたアウトドアリビングとして楽しめます。
こちらは、2WAYキッチン、裏側からの通りである洗面脱衣室。
デッドスペースになりがち洗濯機上には、圧迫感が出ない程度の棚を造りつけました。
リビング隣の洋室は、予め仕切りを設けた収納を用意しています。
引き戸の高さが天井いっぱいまであるので、圧迫感を感じないでしょ?
狭小住宅を建てる際によく使う手です。
こちらが、吹き抜けのある洋室。
明るいし、奥行きが感じられるでしょ?
下からのぞくとこんな感じ。
ん~、抜けている感がありますね~。
吹抜けでないことを想像すると、凄い圧迫感です。
この上、ロフトの図面もご紹介しましょう。
14.5帖大のロフトです。
図面に記載した通り、上側が吹き抜け、左側がリビングとつながる室内窓です。
梯ではなく固定階段で上がるので、安心感が違います。
それではロフトをご覧いただきましょう。
天井の高さは140㎝までと決められていますので、立ち上がることはできません。
でも小さな子供にはぴったり。
大人も座卓なら問題なく、かえって落ち着け集中できるかもしれません。
北葛西の二世帯住宅、ご紹介いたしました。