ようやく春らしくなってきました。
今日は先週ご紹介した二世帯住宅の1階、親世帯をご紹介いたします。
先週ご紹介しました通り、右端が子世帯玄関、
左端が親世帯玄関です。
大きな庇に覆われて、引き戸で出入りします。
玄関の引き戸は開閉時に、自分の体を動かさなくてよいのが◎。
最近の引き戸は力もほとんどいらず、開閉が楽ちんです。
写真撮るのを忘れてしまいましたが、内側にもう一枚引き戸の網戸が入っています。
暑い夏なんかは、網戸だけ閉めて風を通すことも可能。
鍵もついているので安心です。
光も取り込め、来客時に人が立っているのもわかります。
玄関を入って、右に進むとリビングダイニング。無垢の木と白い壁が気持ちいいでしょ?
ん?なんか見たことある?そう、2階子世帯とトーンが似ています。
思い出してみましょう。
同じアングルがなかったのでやや比べにくいですが、これが1階リビングの真上。
借景用の窓はなく、作り付けの壁面収納なども若干違いますが、全体としてはかなり似ていますね。
手前の本棚も一緒です。
こちら、壁面収納からの眺めです。
玄関との仕切りで使っているのは、ポリカーボネートの建具。
割れないし、はっきり見えないし、とはいえシルエットは見えるので便利ですね。
お母様はお片付けが行き届くきちんとした方なので、いつも洋室とリビングを開放して使います。
反対側から見ると、
三枚扉が仏壇の横に収まっているのが見えますかね。
この引き戸はVレール(ブイレール)と言って、開閉がとっても楽です。
吊戸も開閉が楽ですしレールがいらないメリットがありますが、前後の可動域が広いため、
このように複数枚の引き戸の場合は、Vレールをお奨めしています。
1枚の場合は吊戸をお奨めすることが多いです。
完全に閉めるとこんな感じ。
小さな子供が遊びに来て、お昼寝するときなどは便利ですね。
さて、つくり付けのお仏壇。こちらもシンプルに仕上げました。
つくり付けのお仏壇だとトーンを揃えられるので、家の中に溶け込みますね。
上部の透かし彫りも建具屋さんの手業です。
こちらはリビング側からのぞいたキッチン。
キッチンに収納するものは、あらかじめ収納家具を用意しました。
カウンター左下の空きスペースはゴミ箱を置くスペースです。
こちらは奥のもう一つの洋室。
書斎スペースの足元に窓をつくりました。
採光もそうですが、主に風を通す目的で設置しています。
もう一つの窓は、
1階ですから目線が気にならないハイサイドサッシを採りいれました。
このお部屋だけ、2階のお嬢様のスペースに通じています。
こんな感じ。
ここで上下の行き来をします。
正面がお嬢様世帯の玄関、くるりと回って玄関を上がるとリビングに通じます。
小さいお子様には行き場がたくさんあって遊び場に事欠きません。
お互いの足りないところを補い合える二世帯住宅人気が高まって久しいです。
二世帯住宅こそ、ちょっとした間取りの工夫や使い勝手のアイディアが、
完成後の暮らしやすさに効いてきます。
『うちの土地だとどんなプランができるんだろう?』
そう思われたら、ぜひお声掛けください。