狭小2階建ての家、前回は構造の工事がほぼ終了したところまでご紹介しました。
本日は内装のメイン、キッチンまわりからご紹介してまいりましょう。
中央右手の階段から上がってきた2階リビングより、正面真ん中がキッチンへの入り口です。
リビングから丸見えにならず、家電なども集約して置け、動線も良く、省スペースにもなる独立型キッチンをご提案いたしました。
こちらがキッチン内部。
右手にコンロ、左手にシンク、正面に窓があって光も風もとりこめて気持ちがいい空間になります。
右手の袖側と、正面、
及び流しのサイド側はモザイクタイルで仕上げます。
タイルは名古屋モザイクのイリーデ。
これがサンプルなのですが、これでは良さが伝わりませんね。
キッチンの面材が無垢で、天板がステンレス、正面とサイドにこのモザイクタイルを縦に貼ります。
リビングからもちらりと見えるので、見た目も意識しています。
さて、この柱、何だかおわかりいただけるでしょうか?
直角に配置された天井の木に、溝が走っています。
右側の溝は中央近く、左側は奥に寄っています。
はい、ご想像の通り、引き戸のレールですね。
これはどうなっているのかというと、こういう感じ。
黒い矢印が、1枚前の写真のアングルです。
赤い線が溝、という事は引き戸の位置と考えていただいて結構です。
青い線が固定された壁です。
キッチンの正面に、ランドリースペースがあって、食事の用意をしながら、そのまま洗濯機も回せる動線です。
お手洗いにはランドリースペースを経由していきます。
キッチンシンクの脇に引き戸が来ますが、シンクの横を引き戸が行ったり来たりするのは何とも使い勝手が悪い。
だからキッチン側は戸袋をつくり、シンクの脇の壁面は先ほどご紹介したモザイクタイルの壁面です。
一方、トイレの引き戸は、開閉してもそれほど影響がないので、トイレ側に引き戸がくる仕上がりです。
こちらは、リビングの畳コーナー。
脚立が立て掛けてあるところに、中央右寄りに寝ているハシゴが架けられます。
3帖の畳コーナーですが収納もほしいので、造りつけの吊戸棚と、その下にローテーブルとして使える収納を造作しています。
これなら、床が生きているので、布団も敷けますね。
さて、右上に桟らしきあるの、わかりますか?
畳コーナーですから、内障子の桟です。
壁面にまで桟があるという事は、障子を左に寄せて全開にできるという事です。
障子というと、窓側のどちらかに寄せるケースも多いのですが、今回は南側に建物がなく、開けているのでこのように施工しました。
これからの日が低い季節でも、陰ることなく陽光をとりこめるため、リビングの奥までポカポカと暖かく感じられます。
せっかくの日差しですから、片方の窓が障子で遮られるのはもったいないですよね。
冬場以外は障子を通した柔らかい光がちょうど良いです。
寄るとこんな感じです。
こちらは、ダイニングにある吹抜けの模様。
高さがあるので、足場を組んで施工しています。
中央奥がロフトです。
いよいよ内装工事も大詰め。
工事は進みます。