久しぶりに施工事例をアップいたしました。
しかも2事例。
二世帯注文住宅と賃貸併用住宅を1世帯用にリノベーションした事例です。
御興味ございましたら、ぜひご覧ください。
また、これまで過去のブログを一覧で見ることができず、探しにくい!というご意見をいただきましたので、一覧ページをつくりました。
これでだいぶ探しやすくなったと思います。
引き続き、ご愛顧くださいませ。
さて、夏至から3日経ちました。
日が長い上、梅雨時の晴れ間で、仕事がはかどる一日でした。
進んでおります、「4人家族で暮らす狭小住宅@江戸川区」。
ご紹介しておきましょう。
このお写真は前回ご紹介した建物前面の画像。
既に屋根が載っているところまではご紹介済でした。
断熱材の施工です。
現場発泡の吹付け断熱です。
以前はグラスウールというガラス繊維の断熱材が主流でしたが、最近は現場発泡が主流です。
そもそもの断熱性能が高いというのが一番のメリットですが、この断熱材ですと、コンセントとか配管とか細かな凹凸部分の微妙な施工も発泡の過程でその形に充填されるので、施工モレが起きにくいのです。
グラスウールなどを設置していく場合、細かな部分で施工難易度が上がり、漏れが起きてしまうようなことも少なくないのです。
部分的に断熱材のモレがあると、断熱性能はガクンと下がってしまうんですね。
段ボールで覆われているのが浴槽です。
浴槽は大きいので、浴室ユニットの壁などをつくるよりも前に早いタイミングで鎮座させます。
当然ではありますが、壁で覆われるユニットバスの外側の壁にも断熱材を施工します。
なんでこんな当たり前のことをわざわざ言うのかとお思いかもしれませんが、古いお住まいだと断熱材がない浴室も珍しくないんですね。真冬になると信じられないくらい寒いお風呂があるでしょう?
あれです。
あれ?もしかしたらうちかも?とおもったら、何とかしましょう。
ヒートショックの危険があります。
こちら2階リビングから洋室を見たところ。
一般的な住宅の場合、上部の断熱材は天井部分に施工するか、屋根部分に施工するか分かれます。
簡単に言うとこんな感じ。
それぞれにメリットデメリットがありますね。
天井断熱のメリットは、施工費用を抑えやすく、空間が狭くなるので冷暖房効率も高まります。
一方、屋根断熱ですと、施工費用は天井断熱に比べて上がりやすいですが、天井と屋根の間の空間を有効に活用することができますよね。
当社の場合、限られた敷地に建つ狭小住宅のご依頼が多いですから、小屋裏スペースを使わないプランにすることはまずありません。
よって、ほぼすべての工事で屋根断熱にしているといってよいでしょう。
今回の屋根断熱はこんな感じ。
この断熱材のおかげで、小屋裏が使えるようになるんですね。
そうはいっても、真夏はジリジリと輻射熱が襲いますので、棟換気も併用しています。
太陽高度は夏至を過ぎて折り返しましたが、梅雨はまだまだ前半戦。
平年の梅雨明けまではあと25日ほどありますね。
恵みの晴れ間を無駄にしないよう、工事は進みます。