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Date:2017年4月7日 | Category:

先日お引渡しが終わった、『タタミリビングのある狭小住宅@亀戸』。

工事は終了しておりますが、最後のお仕事、道路後退の準備を行ってまいりました。

今回はその模様をご紹介いたしましょう。

 

写真 2017-03-30 9 23 16

 

こちらが道路後退する部分です。

今モルタルで境界杭を取り付けているのは、道路後退前の境界です。

道路後退後の新しい境界もこの写真に写っています。

さてどこでしょう?わかるかな?

 

正解はこちら。

 

新しい境界

新しい境界

 

まわりがなにやらこんもりと盛られているのが分かりますよね。

もともとの境界から、ざっと76㎝分後退します。

ここで、道路後退とはどんなルールだったか、おさらいしておきましょう。

 

現状

現状

 

この道路は2.48mの幅しかありません。

全幅の大きい車は、電柱などの障害物の影響もあって通れません。

 

理想

理想

 

全部が4m以上、これが理想です。

でもそうでない道路がたくさんあります。

そのため建替えを行うためには、「建替えた後に道路が4mになるよう
みんなで協力し合いましょうね」というルールに従うことになります。

 

道路後退

道路後退

 

だからと言って、足らない1.52mを建て替える人が全部負担するのは不公平ですよね。

ですので、中心から2mの幅を確保できる分後退してください、というルール。

今回は2m-1.24m=0.76m分道路後退した、ということになります。

このようなルールにしておけば、いつの日か全部の道路が4mを超える日が来る・・・
のかどうかはわかりませんが、少しづつ広くなっていくに違いありませんね。

 

境界明示

境界明示

 

「しかし不思議なのは、どうして道路後退するのに、元の境界線の位置にわざわざ境界杭を
打っているの?」ということ。

それは、もとあった境界杭があまりに見えにくかったので、役所の人にわかりやすいように
明示する必要があったから。

元の杭はというと、

 

従来の境界

従来の境界

 

え?どれどれ?この爪で後付けたようなやつ?

そうなんです、その通り。これだとわかりにくいですよね。

 

新しい道路との境界

新しい道路との境界

 

道路後退する部分は、建築が終わった後道路になることが決まっているので、
道路後退工事が始まるまで、土がむき出しになります。

ということは、冬の乾燥する季節は、乾いた土が表面に出てしまいます。

強風が吹いたりしたら、土やら砂やらが舞って大変。そこで養生する必要があるんですね。

その一部をくりぬいて、正確な道路との境界線を確認するために水糸を引いています。

 

写真 2017-03-30 9 24 07

前面道路

 

これで道路後退の準備が整いました。

ここから先はお役所のみなさまにバトンタッチ。

一部広くなった前面道路がお目見えするのももうすぐです。

 

 

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