ひと月前にご紹介した、「タタミリビングのある狭小住宅@亀戸」。
ようやく工事が始まりました。
これより順次ご報告してまいります。
まずは、解体から。
これをしなければ何も始まりません。
と、その前に色々と準備が必要です。
まずは、こちら。
地下に埋められている都市ガスと、敷地内にとり込んでいる配管の接続を断ちます。
そのまま解体してしまったら大変です。
こちらは言わずと知れたエアコン。
それほど古くないので、新居でも活用します。
「さっさととっぱらっちまって・・・」なんて思いそうですがそうはいきません。
エアコンは室外機と室内のエアコンをガスが行き来することで、熱を運びます。
このガスが十分でないと、熱の運搬がうまくいきません。
何も考えずに解体すると、ガスが漏れてしまうのです。
室外機側に溜めてから撤去すればOK。
新居でもしっかり働いてくれるでしょう。
さあ、いよいよ解体開始。
周囲のご迷惑にならないよう、養生シートで覆います。
ある程度、人の手で解体がすすんだら、重機で一気に解体へ。
すっかりきれいに更地になりました。
そして、このあたりはやや地盤が弱いので補強する必要があります。
こちら、この土地の地盤を形成する土を確認するため、サンプルを取っています。
地下50cm間隔で採取した土がこちら。
元々の確認した地盤と相違ないかを確認しています。
予定通りでしたので、これから地盤補強へ。
大きな袋が持ち上げられています。
下はミキサー車。赤い囲みに何か尖った先端が見えますね。
下に落として、袋をやぶき、セメントと水を混合し、セメントミルクをつくります。
ちなみに牛乳は入っていません。見た目を優先した名前なのでしょう。
途中の写真が無いので分かりにくいかもしれませんが、土に埋まっている棒、
この先に、直径60cmのドリルのようなセメントミルクも放出できる先端がついています。
そのドリルでまず掘削し、上に上がる時にセメントミルクを出して、残った泥と混ぜあわせます。
しばらくして固まると、地下に柱ができるように強化されることになります。
地盤強化が無事に済み、これより基礎工事に入ります。
そのためには、どこに基礎をつくり建物を建てるか決めなければいけません。
そのための位置を決める作業を、やりかたといいます。
工事は進みます。