黒が多い当社の家にしては珍しく、白いガルバリウムを使って建てた家をご紹介しましょう。
見慣れている黒い外観のお宅と並べてみましょう。
当社の施工例を見ると、blackの方が多いので、多数決を取るとすると、
黒の方が多そうです。
もちろん、みなさんそれぞれのお好みがあるから面白いのですが。
西側は空いていましたが、このように近隣が迫っております。
南側のウッドデッキはあえて目線の高さまで木の塀を上げて、視線を遮ります。
広くはありませんが、周囲の視線を気にすることなくリラックスできる空間になっています。
もちろんウッドデッキにいて、お隣の方の気配を感じたら、『シ~ッ』ってなりますけどね。
それではこのまま中をご紹介していきましょう。まずはLDKから。
仕切りました。
写真には写っていませんがTV台の前からキッチン方向を向いています。
正面収納棚の裏手は・・・
上部には使い勝手を考えたオーダー収納棚を造作しました。
左手に写っているのは・・・
収納だなを設けています。
なんせ大人4人が暮らす家ですから、荷物はたくさん。
余ったスペースは収納棚として活用していきます。
右から、階段1段目、引出し収納、
その左は階段下収納、お隣が冷蔵庫、そのお隣がユーティリティスペース、
そのお隣が2台目の冷蔵庫スペースとなっております。整然と。
先ほどの書斎スペースと反対側の洗面所、双方向から出入りできます。
通り道にもなって結構便利です。使用するときは両方の引き戸に鍵をかけます。
通常、水回りの床はクッションフロアとすることが多いのですが、
今回はご要望があり、無垢の木で仕上げました。
皆さん仲良しの為、部屋同士も引き戸でつながっています。
その広さゆえ、座卓にして圧迫感がないようにしています。
北側のため天窓から光を取り込みます。
寝て、机に向かうだけのお部屋として理想的な個室です。
中央のスノコベッドがいいでしょ?
これから加齢するに従って、床に布団を敷いて寝るのは寝起きがしんどくなります。
でもベッドよりおふとんが好き。そんな方に最高なのがこのスノコベッド。
風通しがよく、布団の湿気を飛ばせるし、寝起きも楽チンです。
上を見ると、小屋裏収納ともつながっているんですね。
常に家族の気配を感じられる個室です。
天井高140cm。法律でこれ以上高くはできません。
『そんな高さで書斎になる訳無いじゃん?あ、なるほどそういうことね。』
どういうことかというと、
これいいでしょう?カウンターデスクの下に足を入れることができます。
こうなると天井が低いのがなお良いですね。
集中できそうです。
撮影時は壁の仕上げに間に合いませんでした。
ちなみにこの壁、吉野石膏のタイガーハイクリンボードという石膏ボードを使っています。
これは、室内のホルムアルデヒドを吸着分解してホルムアルデヒド濃度を
引き下げる効果があります。
『え?でもホルムアルデヒドなんて今はもう昔の話じゃないの?』
なんて声が聞こえてきそうです。
ホルムアルデヒド発散量の少ないF✩✩✩✩と呼ばれる建材が普及していますが、
室内温度が上がることで濃度が上昇しますし、持ち込まれる家具は規制の対象外
なのでまだまだ安全とは言えないのです。
そこでこのボードを採用しました。
吸着分解をするため、ビニールクロスではなく、紙クロスで仕上げました。
西瑞江、自然素材で建てた『白』い家。
ご紹介させていただきました。