2か月ほど前に外壁の設置工事をご紹介した「敷地58㎡の二階建て狭小住宅」。
内装工事が進んでおります。
壁の内部に発泡ウレタンの断熱材を施工した後、石膏ボードで覆い、造作家具を取り付けていきます。
こちらはキッチン正面の書斎コーナー。
こちらは1階のリスニングルームの壁面収納です。
お好みのLPレコードがずらりと並ぶと壮観ですね。
造作家具の設置が終わると、クロスを貼る準備に入ります。
石膏ボードを施工した状態だと、そのつなぎ目とか、釘の跡がはっきり出てしまうので、
パテを使って処理します。
こちらはキッチンまわり。
徹底的に凹凸を均らしていきます。
こちらのキッチン上部にはロフトがありますが、
ロフトまわりもこの通り。
ロフトには室内窓を設置して、障子を取り付けます。
さてこちらは実験の模様。
玄関土間コンクリートの上を装う、洗い出しのサンプルづくりです。
まずは、どんな仕上がりになるのかを試しに作ってみて、本番に備えます。
骨材となる砂利と、接着剤=洗い出しバインダーを混ぜます。
混ぜ合わせた砂利をこの枠に入れて固めます。
砂利の上に載っている青い破片は、シーグラス。
波にもまれて角のとれたガラス片で、主に観賞用として趣味の対象となっているそうです。
珍しいものだと、コレクター間で高値取引されているものもあるとか。
このシーグラスが洗い出し後に浮き出てくると、
こんな感じになりました。
これをベースに微調整して、本番に臨みます。
そうこうしているうちにクロスが仕上がりました。
LDKはこんな感じに。
滑らかでしょう?
丁寧な下地処理のおかげなのです。
キッチンはタカラスタンダードのホーローキッチン。
熱にも傷にも強く、においも寄せ付けません。
鋼板の上にガラス質を密着させているから、汚れもさっとひと拭きで落ちるし、マグネットもくっつくから、収納ラックなどもお好みの場所に自由に確保できます。
多くのキッチンメーカーがありますが、機能的には一番優れているかもしれません。
こちらはお手洗いの吊戸棚。
大工の手作りだから、ジャストサイズに収まっています。
足場も取れて、完成に向けて仕上げの工事に入ります。
ガルバリウム鋼板の黒いフォルムに木調の玄関ドアがよく合います。
完成は9月中旬を予定しています。