ガレージハウス@江戸川区~上棟へ
昨年末に基礎工事を終え、しばらく諸事情により中断しておりましたガレージハウス@江戸川区。
工事が再開いたしました。
コンクリートの基礎の上に、黒くて薄い基礎パッキンをかませてその上に建物を支える土台が載っています。
これは何をしているかというと、土台をバールで持ち上げて、スペーサーという薄い板を基礎パッキンと土台の間にはめ込んでいます。
薄い板というのは、大工さんが作業をしている手前の土台に載っている基盤のようなもの。
土台を載せた後、測量を行い、土台の高さがそろっているかを確認します。
通常、1~2㎜程度、誤差が出るので、調整する作業を行うのです。
コンクリートの基礎の立ち上がり部分に緑のガムテープのようなものが貼ってあります。
なにやら書いてあるのが見えると思いますが、これは数字の「2」。
2㎜分のスペーサーを入れるように指示してあるのです。
先ほど土台の上にあったスペーサー、なにやら複雑な形状でしたよね?
基礎パッキンにしっかり固定して、外れないようにもどり止めの機能がついています。
さて、土台が設置されたので、次は床の断熱材を施工します。
このアングルが建物を正面から見たところ。
向かって左手、今大工さんがいるところの左右に2台分のガレージがあり、右手の土台が設置されているところが、玄関などの居宅部分。
床の断熱材を施工するのは当然ながら、住宅部分。
ネオマフォームという、フェノール樹脂でつくられた旭化成建材の断熱材です。
フェノール樹脂とは、断熱性が高く燃えにくい特徴を生かして、フライパンの取っ手などに使われている素材です。
その断熱材を土台にはめ込み、黒い気密テープで隙間を埋めます。
これで、冬、床下から襲ってくる厳しい冷気をシャットアウトします。
こちらはガレージ部分。
すでにコンクリートの仕上げは終わっており、最後に塗装で仕上げます。
それまでの間、表面を保護するためにしっかり養生しておきます。
断熱材をはめ込んだ土台の上に、床を支える構造用合板を設置します。
上棟に向け足場のセットが始まりました。
柱や床、壁など、建材をクレーンで運びます。
今回の現場は広く開かれているので、クレーンが大活躍。
当社が得意とする狭小住宅の場合は、なかなかこうはいかず、大工さんが手で運ぶ場合が少なくありません。
天候にも恵まれ、予定通りに上棟を終えました。
工事は進みます。