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ガレージハウス@江戸川区~耐震金具設置他

Date:2022年3月28日 | Category:

前回上棟までの模様をご紹介したガレージハウス@江戸川区。

工事が進んでおります。

ガレージ

奥の車庫、天井の梁部分に斜めに筋交いが設置されています。

このままでは車を止める時に邪魔ですね。

これは仮筋交いといいまして、その名の通り仮のもの。

まだ柱や梁などの構造材同士が、金具で接合される前段階です。

上棟時には、まずは屋根を葺くところまで一気に駆け上がります。

その後、柱が地面に対して垂直に立つように、微調整を行い、耐震金具で固定します。

この写真は、微調整を行った後のもの。

垂直にしてから固定するまでに、動いてしまう可能性があるので、仮止めをするというわけです。

ホールダウン金物

コンクリートに埋め込まれたボルトが、土台を貫通して柱と固定されています。

1995年に発生した阪神大震災の際、柱が抜けて1階がつぶれ、多くの犠牲が出ました。

その教訓から、2000年に新しい耐震基準が施行され、接合部分がしっかり固定されるように、金物の種類などが具体的にきめられました。

アンカーボルト

こちらも基礎のコンクリートに埋め込まれたボルトが土台と接合されています。

アンカーボルトと言います。

場所ごとにホールダウン金物を使うかアンカーボルトでいくかは、構造計算により明確に指示されています。

接合部

柱と筋交い、梁もこのように耐震金具でがっちり固められています。

ちょっと寄ってみましょう。

寄り

穴の開いた部分は梁です。

この穴は、柱の向こう側からボルトが差し込まれていて、この位置でナットで締め付けられています。

その右手に見える金具は、左右に渡されている横木=桁とつながっています。

柱と梁、桁、筋交いが行きかう接合部分は、特にガッチリと固められます。

ひねり金物

屋根の野地板を支える垂木と、壁の一番上にくる横架材を接合する金物がひねり金物です。

上部が見えにくいですが、90度に曲がっているのがお判りいただけますでしょうか?

直角に交わる構造材をこのように接合します。

ガレージの天井

こちら車庫の天井部分、上はリビングです。

車庫内部は断熱しませんので、天井の構造材の上に断熱材を設置しています。

一方で、配線の関係上、断熱材に穴をあけなければなりません。

断熱材に穴が開くと、断熱性に加え、機密性能が下がり、冬などは隙間風が入り込みます。

そんなことにならないように、現場で発泡させる断熱材で穴を埋め、気密テープで隙間を塞いでいます。

天井設置

断熱材の下にガレージの天井=石膏ボードを設置しています。

スマホのような?

さてこれは何でしょう?

 

正解はコンセントボックス。

あまり見慣れないかと思います。

プラスチック製が一般的ですが、当地域は準防火地域ですので、燃えにくい鋼製カバーが付いています。

通気胴縁

外壁には透湿防水シートの上から、通気胴縁が設置されました。

この上から外壁材を設置します。

外壁材と透湿防水シートの間に通気層を設け、溜まった湿気が壁内に滞らないようにします。

通気スペーサー

屋根にも通気層を設けるために、通気スペーサーを設置しています。

垂木の間に挟まっている白い部材がそれです。

 

着々と工事は進んでいます。

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