冬到来、給湯器などの故障にご注意を!
今週から、本格的な寒さを感じる日が増えてきました。
寒くなると故障が増えるのが給湯器です。
ご近所のお客様から、給湯器の調子が悪いというご相談をいただきました。
給湯器は、常温の水を設定温度まで高めて、給湯します。
気温の低下とともに水温も下がります。
真夏は28℃を超えるほどに上がる水温、11月になると13℃を下回ることもあります。
それだけ給湯器に負荷がかかります。
特に11月の後半から12月にかけて、寒くなりたての頃に故障が発生しやすいのです。
給湯器の寿命は、8年から10年といわれ、運がいいと15~20年くらい持つ場合もあります。
今回はノーリツさんとの連携で、不具合は解消され、正常運転に戻りました。
寿命が来たら交換するしかないのですが、今、コロナの影響で給湯器の供給がストップしています。
冬場に給湯器が故障して、交換できないと、想像以上に困ります。
寿命による故障は避けられませんが、給湯能力を超えるほどの使用は避けた方が無難です。
給湯能力は、20号とか、24号といった号数により区分されていますので、新築時から家族が増えたような場合は一度確認しておくと良いでしょう。
また、少しでも異状を感じたら、検査を依頼されることをお勧めいたします。
消耗部品の交換で寿命が延びれば、ラッキーです。
もう一つお風呂の設備で故障のご相談をいただきました。
まだ新しく、とてもおきれいにお使いのシステムバス。
こちらの不具合は、
天井に据え付けた、浴室乾燥暖房機。
エラー表示が点灯されていました。
こちらも三菱電機さんとのやり取りで、事なきを得ました。
これから寒くなると、ヒートショックを防ぐために浴室暖房を使ったり、洗濯物の乾きが悪い時の仕上げに浴室乾燥機を使用したり、カビの発生を防ぐために換気したりと、大活躍の浴室換気扇。
こちらも、故障の兆しを感じたら、早めに手を打ちましょう。
いよいよ冬がやってきました。
冬支度の一つに、住宅設備のケアもお忘れなきよう、お願いします。
さて、工事が進んでおります、二世帯住宅リノベーション。
二世帯で暮らすために、門柱を二つ用意し、自転車置き場設置の準備を整えています。
立派な塀と植栽を撤去しました。
工事を進める中で、気になることを発見しました。
コンクリートの基礎部分と、白い壁の境目当たり。
寄ってみましょう。
鉄筋がむき出しになって、一部サビが発生していました。
赤くなっているのはさび止めの塗料です。
築年数が経過すると、コンクリートのクラックなどから雨水が侵入し、水と空気に触れることによって内部の鉄筋にサビが発生します。
サビが発生すると、鉄筋が膨張するため、このように爆裂を起こしてしまいます。
リフォームやリノベーションは、工事を進めていくと、このような予期していなかったことが度々発生します。
このあたりが新築工事よりも難しいといわれる所以ですね。
まもなく師走。
新築工事にリノベーションに修繕と、慌ただしい日々が続いていますが、目の前の仕事を一つ一つ着実に実行してまいります。