大人3人+子供3人が暮らす狭小住宅@中葛西
寒いですね~。
この寒さは北極圏に溜まっていた寒気が吹き出したところへ偏西風が吹いたため
更に南に押しやられ、亜熱帯の沖縄でも雪が降るほどの寒波となっているようです。
奄美大島で115年ぶりに雪が降ったり、台湾では60人以上の方が
低体温症や心疾患などで亡くなられたそうです。
ちょっと尋常でない寒さですので、何をするにも気を付けてまいりましょう。
さて、本日ご紹介するのは、大人と子供6人が暮らす狭小住宅です。
3階建てが建てられない地域で、59㎡の土地です。
普通に建てると、小さめの3LDKほどの大きさしか建ちませんから、
容積率に参入されないロフトをつくり、有効面積を確保しました。
こちらはご主人が仕事から帰ってきてゆっくり休まれ、趣味の読書を楽しんだり、
眠くなればそのままゴロン、となれるお気に入りのスペースです。
子供たちが起きている時間は、パパはお仕事に出ているので、その間は
子供たちの秘密基地として機能しているのでしょう。
ちょうどいい高さです。子供たちが放って置くはずありません。
これだけの広さがあると、ベンチとして座ったり、ステージに見立てて遊んだりと、
様々な用途で使えます。
階段がスケルトンになっている理由は、
圧迫感もありませんね。
30㎡ほどしかありませんから、このフロアにLDKと水回りを集約しました。
限られた広さのリビングにおすすめの造り付けソファ。
狭小住宅では造り付け家具が絶対便利です。
新たに買うとどんどん狭くなってしまいますから。
リビングは広くありませんが、外を感じられるバルコニーがあります。
こんな感じ。
日向ぼっこをしたり、パーティーの時などは心地よい椅子になりそうです。
トイレと洗面化粧台、洗濯機にお風呂が並びます。
洗濯したらそのまま同じフロアに干すことができるというのは想像以上に楽チンです。
こちらは、子供達とママのお部屋。
ハイサイドサッシで、周囲からの視線を遮りながら、光を取り込みます。
正面の窓は、最初にご覧頂いたバルコニー下部の窓で、外から見ると光が入るのかな?
と思いそうですが、これだけ明るいんです。
もう一度外観を、
さて、こちらの子供部屋、反対側から見るとこのようになっています。
右側2つをくるりと回せば、2つの子供部屋に早変わり~、というわけです。
クローゼットを中央に動かせば、シンメトリーですね。
窓も、コンセントも。エアコンは、クローゼットを動かした後から付けます。
こちらは奥様のお母様のお部屋です。
このお部屋にも視線が気にならず、光を取り込めるハイサイドサッシを採用しました。
読み書きできるデスクとクローゼットをつくりつけました。
こちらは玄関。開閉する頻度が多い玄関は、夏の熱気を部屋に入れ、冬の暖気を
外に逃がしがち。
そこで、このような室内ドアをもう1枚設けます。
アクリル板で見透せ、ぶつけても割れません。
ゲレンデのレストハウスに入るとき、このような二重扉にして、外気の影響を最小限に
抑えていますよね。あれと同じです。これ、効果あります。真冬、スースーしません。
一年で最も寒いこの季節、『あってよかった』と思える建具です。
来週木曜日は立春。厳しい寒さももうすぐ終わります。
風邪などひかれませぬよう、ご自愛くださいませ。