完成!一戸建てリノベーション@市川
今月の最初にご紹介した『一戸建てリノベーション@市川』。
完成いたしました。
仕上がりの様子を2回に渡ってご紹介しましょう。
まずは外観から。
断熱が弱かった天井等にスタイロフォームやグラスウールで補強し、
外壁は通気胴縁を新たに付けて、ガルバリウム鋼板で覆いました。
ちなみにビフォーの写真はこんな感じ。
正面のお部屋(中二階)にロフトが付きましたので、窓が小さくなりました。
外壁が変わったのはもちろんですが、もう一つ大きく変わったところがあります。
どこだかわかるかな?
正解は玄関前の塀の高さ。
ビフォーは10枚ほどの板を取り付けていますが、アフターはというと、
三枚扉の手前の塀、板の数を数えると14枚に増えているでしょ?
玄関を出る際の視線を遮るために上部に加えました。
追加したように見えないのは、取り付けた後に塗装しているからです。
それにしても玄関の3枚扉ともマッチしている色味ですよね、きれいに仕上がりました。
次は外観側面を見てみましょう。
こちらもすっかりきれいに仕上がりました。
ビフォーも確認しましょう。
こちら側の塀も3枚分上にかさ上げしています。
それに加えて、前の写真、塀のところどころ穴が開いていたのに気づきましたか?
なんでまたあんなところに穴が?!
と思われそうですが、答えはこちら。
お花の窓だったんです。
お施主様がこれからお庭のウッドデッキで花をきれいに飾られます。
家の中だけで眺めているのももったいないから、きれいに育てて道路側から見ても
楽しめるように穴をあけたのです。
ちなみに塀の裏側はどうなっているかというと、
このようにフラワーボックスをつくりました。
せっかくお花が育っても、裏側が塀ではもったいないですもんね。
ナイスなアイディアでした。
さあ、それでは中へ入りましょう。
いきなりこの写真ではわかりにくいですね。
3か月前にご紹介した、企画段階の間取りを再度ご紹介しましょう。
もともと1階にあったLDKを2階に移し、1階は洋室の続き間、二間にリフォームしました。
中央にあった洗面化粧台をクローゼットにして、奥側のキッチンを洋室にしています。
手前側の洋室と奥の洋室を、もとあった化粧台前の3枚引き戸を使って仕切る計画です。
アップで見るとこんな感じ。
ビフォーの洗面化粧台があった所がクローゼットに変わっているのがわかりやすいと思います。
写真でいうと、正面やや左の部分。裏側が開閉してクローゼットとして使います。
正面の引き戸がビフォーでは、洗面化粧台+両脇の廊下と、LDKを仕切っていました。
もう一度、同じアングルの写真を見てみましょう。
この3枚扉、2枚は板張りですが、1枚はポリカーボネートでできており、
光を通し、シルエットが見えます。
結果、圧迫感を感じないので、重宝されます。
この扉を通り、クローゼットの前を通り過ぎると、洗面脱衣室、浴室へと続きます。
今回のリフォームのメインである、お風呂を拡げるプラン図です。
出来上がったお風呂はというと、じゃーん!
なんと檜風呂なんです。厚さ150ミリの無垢のひのきを使っています。
本物です。
お風呂の手前は洗面化粧台。周囲はINAXのタイルで仕上げました。
従前はこの洗面化粧台の位置に立って、洗濯するときは左、顔を洗う時は右と、
立ち位置を兼用していました。
洗濯機は、左手前の階段下スペースに移動しました。
洗濯機の上は、比較的無駄な空きスペースになることが多いので、ちょうどいいのです。
洗濯機置場の上に目をやると、
室内窓があるんです。
お風呂を広くしたために、洗面所の窓をつぶしました。
この窓があるおかげで光が届きます。
この裏側は、中2階の部屋の前の踊り場にあたります。
この続きは次回、詳しくお伝えしましょう。