屋根葺き替え工事@江戸川区
当社が毎月地元の皆様にお配りしている地域誌に目を通していただいているありがたいお客様から、ご依頼をいただきました。
雨漏りがするので見てほしいと。
立派に組み上げられた瓦屋根。
瓦屋根はそれ自体は頑丈なのですが、なんせ重くて、中に水が入ってしまうと頑丈さが生きません。
雨漏りしている上部の瓦をめくってみると、
経年劣化で防水シートが野地板に貼り付いてしまっています。
これでは雨水が浸入すると、そのまま染み入ってしまいます。
この重い瓦屋根を一度撤去して、内部の野地板と防水シートをやり直し、もう一度瓦を載せるというやり方もあります。
一方で、同じように野地板と防水シートをやり直し、軽いコロニアル屋根に葺き替えるという方法もあります。
実は、後者の方が屋根が軽くなる上に価格的にもお安く済みます。
ということで、立派ではありますがとても重い瓦は諦め、コロニアル屋根に葺き替えることにしました。
土が見えますね。
これは、富士山の頂上のように、両サイドからの勾配がぶつかった頂上に乗せて瓦を安定させるために使った土です。
廃棄します。
瓦の撤去が完了し、その下にある桟が出ています。
瓦を固定するための桟ですね。
瓦桟が撤去され、表面をきれいにしました。
このまま新しい防水シートで覆い、屋根を設置するには下地の具合が不安ですので、この上から新たに下地を作ります。
既存の野地板に新しい野地板を載せていきます。
古い屋根の野地板の上に合板を載せるカバー工法です。
見た目にも安定感が増すのがお分かりいただけるかと思います。
その上を防水シートで覆います。
見るからに軽そうな屋根材です。
でも、家の最上部に重い屋根材を押せるのは、家に負担をかけるだけ。
耐震性の観点からも、軽い屋根材の方が安心ですね。
工事が完了しました。
週明け火曜日はもう9月1日、防災の日です。
周知のとおり、関東大震災が起きた日ですが、防災の日が制定された昭和35年の1年前、昭和34年9月26日に伊勢湾台風が起き、戦後最大の被害をもたらしたことが、防災の日を制定する契機となったようです。
間に合ってよかった。
気になる方はご連絡ください。
間もなく台風のシーズンが到来します。
なにごとも「備えあれば憂いなし」です。