道路新設に係る一戸建て住宅の一部減築及びリノベーション工事 完成間近@江戸川区
先週土曜日の日経朝刊に、『変わる住宅ローン減税』という記事が紹介されていました。
メインの内容は、『1LDKも対象に』とあるように面積の要件、50㎡以上が40㎡以上に引き下げられたこと。
これは注文住宅にはほとんど関係ありませんね。
関係あるのは、減税期間13年が2022年末の入居まで、延長されたこと。
ただし、注文住宅の場合、来年9月末までに契約する必要があります。
ここまでは、10月の終わり位から新聞報道がされていました。
特筆すべきは、現在の減税分、年末住宅ローン残高の1%という割合を会計検査院が問題視して、今年はそのまま行くけれども来年は見直します、と税制大綱に明記したこと。
現在の住宅ローン金利は、1%を切るものが多く、逆ザヤが発生しています。
これを問題視して、来年度からは実質金利分を減税しようという案などが浮上しているようです。
これを受け『13年間にわたり、1%のローン控除が受けられるのは今だけ、という営業トークが増えそうだ』と伝えています。
実際そうですよね。
来10月以降に契約した場合、その通りになって、減税額が半分になってしかも10年になると、最大で200万円以上、減税される金額が減ってしまうことになります。
家づくりをこれから検討される方は、このあたりも見据えながら進められることをお勧めいたします。
さて、10月にご紹介した、道路新設にかかる一戸建て住宅の一部減築及びリノベーション工事。
工事が進んで、年明けにお引渡しを予定しております。
進捗をご紹介してまいりましょう。
まずは、完成まじかの外観から。
左下の赤い線で引いた部分。
一部減築したラインです。
ビフォーの写真をご紹介すると、
出隅がなくなっているのがわかると思います。
この写真では出隅だけが目立ちますが、実際には、人が建っている窓のある壁、1面をカットしました。
10月にもご紹介したモノですが、再度、図解すると、
図面で書くのは簡単ですが、実際の建物でこの工事を行うのは、結構大変です。
積み木のように簡単にいけば楽ですが、そうはいきませんよね。
このように古い建物を解体しながら、
内側に土台を築きます。
その土台の上に柱や壁などの構造材を設置して屋根を支え、
古い部分の解体、撤去を終えて、新しい広縁を設け、サッシと窓を設置します。
何もないところに新しい家を建てるよりも、手間も技術も必要です。
というわけで、ビフォーアフターを見比べていただきましょう、こちら。
すっかりきれいに減築が完了し、外壁も美しく生まれ変わりました。
広縁の奥の和室も、
このように古びれていましたが、
すっかり生まれ変わりました。
奥行を40㎝ほど削った広縁。
この一角は、柱も壁も新しくなっています。
コンクリートの塊に埋め込まれた浴槽も、
完全に撤去して、
寒さ和らぐユニットバスに生まれ変わりました。
こちらはまだ設備の取り付けが終わっていませんが、トイレです。
ビフォーの写真がありませんが、実は昔懐かしい汲み取り式でした。
今回の工事で、汲み取り式から水洗トイレへのリフォームも完了いたしました。
年明けに最後の仕上げの工事に取り掛かります。