雨水枡改修工事@浦安市 N様邸
しばらくの間落ち着きを見せていた新型コロナの感染拡大、ここにきて急激に増加しています。
その原因の一つといわれているのが空気の乾燥。
空気が乾燥すると、飛沫が飛びやすくなり、感染のリスクが増すのだそう。
というわけで第三波に備え、飛沫飛散防止用パーテーションを用意いたしました。
建築現場で余った端材を組み合わせて、当社の大工が作りました。
透明のポリカーボネートの厚さにピッタリはまるように溝を掘り、はめています。
机上に固定はせず、ただ自立していますので、状況により最適な場所に移動させて使っています。
シンプルな構造のわりに、安定していてしっかり役目を果たしてくれます。
しばらくは、感染拡大の防止策をしっかり行いつつ、できるだけ通常の生活を送るようにするのが最善だと思います。
さて、本題に参りましょう。
35年ほど前に当社で新築させていただいたお住まいの雨水桝の修繕です。
雨樋から流れ来る雨水がいったんこの桝に集められて下水に流されます。
不具合は正面の配管。
桝と配管の間にスキマができて、貯められた雨水が逆流して、桝の外側の土を侵食し始めました。
東日本大震災をはじめとする地震による揺れで、ゆがみが生じたのでしょう。
上部から映すとご覧の通り、浸食が進んでいます。
打ち手としては配管と桝のスキマを埋めることなのですが、問題は雨水桝ですから、常に水が溜まっていること。
モルタルで固めますが、水が溜まっているところにモルタルをそのまま施工すると、湿気が飛ばず固まらないうえ、そのままだと流れてしまいます。
そこで登場するのが急結材。
セメントの化学結合により、漏水箇所でもモルタルを急速に硬化させることができる建材です。
雨水がたまっているところにも施工範囲が及んでいますよね。
この状態でも急速に硬化します。
これで水漏れが止まりました。
浸食された部分を埋め戻し、工事完了です。
長く快適に暮らすには、住宅のメンテナンスが欠かせません。
『あれ?なんか変。』住宅に不具合や違和感を感じたら、なるべく早く手を打つことをおすすめいたします。