LDK、お前もか。断熱性能をアップせよ!続き@江戸川区
2週間前にご紹介した、『断熱性をアップせよ~@江戸川区』の続報です。
今朝の最低気温は4℃。
本格的な寒さの到来ですね。
この冬を暖かく過ごしていただくための断熱性アップの工事です。
まずはお手洗いのリフォームから。
わかりにくいですが、通常、便器の背面タンク上にある手洗い部です。
ボウルの上に取説とさしがねなどの工具が置かれています。
反対側を見るとこんな感じ。
タカラスタンダードの『ティモニ』というシリーズです。
『タカラといえば、ホーローキッチンじゃないの?』
なんて思いつかれた方は、かなりのキッチン通です。
その通り、タカラといえば、キッチンを思い出しますね。
なぜそのタカラがお手洗いの商品を出しているかというと、その秘密は
やはりホーローにあります。
ホーロー(琺瑯)とは、ガラスの清潔さと金属の強さを併せ持つ素材です。
油汚れがサッとひと拭きできれいになり、割れたり傷ついたりせず、汚れや臭いが染み込まない
といった特性が、キッチンの素材にぴったりだったんですね。
でも、このホーローの特性、トイレにもぴったりですよね?
割れたり傷はつかないでしょうが、サッとひと拭きできれいになり、汚れや臭いが染み込まないところが。
というわけで、タカラさん、10年ほど前からお手洗いにホーローを使った商品の提供を開始しました。
下の配管に便器がとりつく仕掛けです。
周囲を囲うパネルが、ホーローパネルです。
タカラさん調べによると、男性の小用時の尿はねは、3000滴にもなるんだそう。
世の中、座って用をたす男性が6割なんて話もありますが、それにしても
サッと拭き取れる掃除のしやすさは、ありがたいものです。
完成したイメージはこんな感じ。
ね?サッとひと拭きできれいになる感じが伝わりますでしょ?
さて、タイトルの断熱性アップの工事に移りましょう。
前回のブログで、お風呂の壁と和室の床に断熱材が入っていなかったため、
断熱性を高める工事を行った旨、お伝えしました。
続いてキッチンの工事に入ったところ、LDKも断熱性を高める工事が必要であることがわかりました。
御覧の通り、壁の断熱材はカビが発生して交換する必要がありました。
床も断熱材が施工されておらず、この機会に施工することとなりました。
この写真は、壁に取り付けるキッチンの下部分。
先にこの断熱工事を行います。
通常、断熱材を施工するということは、床をはがして断熱材を設置して、
その上にまた床材を仕上げるとういうやり方になります。
でも、その方法は元の床をはがして、工事できるように調整するという手間が発生します。
これは結構大変な工事で、予算もばかになりません。
それならば、この床の上にそのまま断熱材を施工して、新しい床を貼り付ける工法をご提案しました。
このお隣の和室とは、32ミリの段差がありました。
その段差を埋めるべく、断熱材を施工すれば、ちょうどよいのです。
床の厚みが12ミリありますので、20ミリの断熱材を施工できます。
床を外さずそのまま20ミリの断熱材を施工することで、工事費を抑え、
床もフラットに仕上げることができというわけです。
左手、緑の養生テープでとめているところが、キッチンの下部分。
先に断熱材の施工を終え、床を貼り終えています。
そのあとに、床の上に固定する木枠を設置し、断熱材を施工しているところです。
全面がすっかり断熱材で覆われました。
これで下冷えを抑えられるでしょう。
当然ですが、断熱材を施工しても、暖房をしなければ温まりません。
『どうせ暖房をするんなら、断熱強化なんかしないで、ガンガン暖房すればいいんじゃないの?』
なんて乱暴なことを言う方もいないと思いますが、
ガンガン暖房をしてもどんどん熱が失われれば、実際は寒く感じます。
この状態は、部屋の中で暖かい部分と寒い部分が極端に分かれているということ。
エアコンを強めても、上半身は暖かいけど下半身が寒い状態って、
居心地が悪いですよね。
全身が寒くなく、心地よく過ごすためには、部屋全体を温める必要があって、
そのためには断熱性を高めることが不可欠なんです。
冬は寒いものですが、少しでも寒さをやわらげ、
心地よく過ごしたいものですね。
工事は進みます。