19坪の狭小住宅@葛飾のつづき
陽が暮れるのが早くなり、朝夕が寒くなりました。
まだ、真夏のままタオルケットで寝ていらっしゃる方は、
朝方の寒さで風邪など召しませぬよう、お気を付けください。
さて今日は、前回のつづき、「19坪の狭小住宅@葛飾」の続編。
前回は、サニタリーに付属した2階のバルコニーをご紹介いたしました。
振り返ってみましょう。
1階からの階段を上がった正面の引き戸を開けると、サニタリー。
左手に洗濯機、その隣に浴室、正面に洗面化粧台。
そして、写真には写っていませんが、右手にバルコニー。
ここで、洗濯にまつわる家事が9割方完結します。
そして、今日はもう一つのバルコニーをご紹介しましょう。
こちらはLDKに付属するバルコニー。
広いとは言えないリビングダイニングから、外の開放感と自然の景色を取り入れます。
逆光で外が良く見えませんが、実際には中から外は良く見えます。
外の様子はこんな感じ。
前面道路が広く、街路樹や周囲の緑が取り込めるんです。
木製フェンスと外の緑が自然を感じさせてくれます。
広くはありませんが、洗濯物用バルコニーが別にあるので、スッキリをキープできます。
リビングに外とのつながりを感じられるバルコニーがあるのは、とても気持ちがいいものです。
リビングに目を向けましょう。
ダイニングキッチンとリビングには、境目がありません。
普段の暮らしでは、一緒になっている方が会話もしやすく、暮らしやすいものです。
キッチンの並びには多機能カウンターもあって、家族がそれぞれに好きな時間を過ごせます。
カウンター上部とキッチン上部の収納スぺ―ス、何か違いがありますが、わかりますか?
引き戸があるかないか、正解。
それもそうなのですが、一番大きな違いは奥行です。
収納の使いやすさは、奥行きで決まります。
それほど大きなさではありませんが、本棚の方が奥行きが短いのです。
キッチン、カウンター、ソファの方は込み入っていましたが、反対側は余裕があります。
テレビが置かれるAVボード。
このAVボードと同じ高さで伸ばしているのが、ロフトに上がる1段目の階段です。
この階段はベンチでもあり、小上がりでもあります。
座ったり、ゴロリと横になったり、居心地のいい場所なのです。
AVボードの裏手は階段室。
光がとおるスケルトン階段で、昼間は照明がいりません。
この階段の上はロフト。
狭小2階建ての小さな家にはとても大切なスペースです。
高さは140㎝までと法律で定められていますので、大人は立ち上がれませんが、
小さな子供たちにとっては、最高の遊び場所です。
落ちないように気を付けて。
広さは約4帖。
子供たちが成長した後は、主に小屋裏収納として活躍するスペースです。