7人家族が住む狭小3階建て住宅
本日より、建築ブログを開設いたしました。
最新情報では、イベントやニュースを、
建築ブログでは、建築中の現場の状況や、日々の取り組みなどを
ご紹介していきます
第一回は、7人家族が住む狭小3階建て住宅@江東区北砂の事例をご紹介します。
とは言っても、既にギャラリーでご紹介している事例です。
狭小住宅と言っていますが、都心の狭小住宅は一般的には15坪程度、約50㎡以下の
土地に建つ家を狭小住宅と呼んでいます。
厳密な定義はないのですが、様々なサイトを見ると、統一されていますので、
それが通説となっているようです。
今回の事例は、土地面積約58㎡、建築面積33㎡と、さきほどの定義を超えていますが、
狭小住宅と言い切ってしまうのは、この広さで7人のご家族と、2匹のワンちゃんで暮らすので、
相対的な意味も含め、狭小住宅としてご紹介させていただきます。
安藤忠雄さんの初期の作品として有名な、『住吉の長屋』も狭小住宅と呼ばれますが、
土地約57㎡、建築面積33㎡とほぼ同じサイズなのです。
といってもあちらは2階建て。当事例はさすがに3階建て+小屋裏収納スペースが付きます。
7人のご家族構成は、3世代のご家族で、親世帯夫婦、子世帯夫婦+3人のお子様。
お子様といっても、成人されているので、大人7人での生活となります。
述べ床面積は約97㎡。
しかも女性の比率が70%を超えていますから、収納スペースの確保が肝です。
今回のブログでは、2帖分の畳スペースを活用した収納をご紹介いたしましょう。
子世帯のご家族、5人の生活の中心となるリビングです。
畳スペースはわずか2帖ですが、並びの椅子とほぼ同じ高さで、
スムーズに腰掛けられる高さです。
昼寝するもよし、横になって読書をするもよし、あぐらをかいて飲んでもよし。
多目的に使えるスペースです。
さて、本題の収納。
まずは、畳スペース正面からの画像をご覧頂きましょう。
右側にはベランダが。
窓越しに緑が見えます。気持ちのいい空間です。
畳を開けると・・・
十字に仕切りがあるだけで、大容量のスペースがあります。
手前の引き出しを開けると、
さらに、大容量!
実際には、畳の下の収納は、敷板もありますので、クリスマスツリーとか扇風機など、
季節ごとに必要なものを収納することが多くなりそうです。
こちらの手前側は、ほとんど出し入れにストレスを感じませんので、日々の生活に
必要なものも仕舞えます。
ほぼフルに活用できます。
完全フルオーダーの造り付け家具。
当社の大工さんの手作り家具です。
小上がり畳は人気が高いらしく、パナソニックさんが畳が丘という商品を
開発されました。
両サイドの調整材を使うことで、三方の壁面にピッタリ収めることも可能だそうです。
便利な世の中になったな~、と思いつつ、やはり、大工さんがつくった手作り家具の方がいいな、
と感じるのは私だけでしょうか?
当社は、主に江戸川区、江東区、墨田区、足立区で、限られた土地に、素材の良さを活かした
シンプルなデザインの注文住宅(主に狭小住宅)を建てるのが得意です。
不定期ではありますが、これから当ブログでわたくし共の取り組みをご紹介してまいります。